ワーママと本と冒険の旅

年間100冊読むワーママ(2児の母)が読んだ本についてご紹介します!

行動力に勝る説得力なしを知る本

働くワーママにオススメの本 その14

『キッチンで読むビジネスのはなし 11人の社長に聞いた仕事とお金のこと』    一田憲子 KADOKAWA 2018年

今回紹介するのは、キッチンで家事片手にビジネス書を読みたい方にオススメ!・・・と言いたいところですが、キッチンで読むには重すぎます(笑)

(でも、キッチンのすみっこで丸椅子にでも腰掛けて読んだらいいかも)

この本のいいところは

様々な社長たちのインタビューをまとめた著者が、そこから触発されて自分自身の行動にどう落とし込んでいくか、まで記してある点です。

起業家へのインタビュー記事とか、社長直伝のビジネスの心得談とか、そういった類の書籍はいっぱいあると思いますが、取材したライターさんがどういった感銘を受けたかは触れられないことが多いのではないでしょうか?

このライターさんの臆病さや自信のなさを吐露する記述は、多くの読み手が共感する部分もあると思うので、ゴロゴリのビジネス書はハードルが高そうだなあと考える方には力を入れずに読める内容になっていると思うので安心感があります。

でも内容が軽いとか中身が薄いとかそういったことはなく、

ビジネスを成功させるのには、自分と他者を信頼する勇気と行動力が大切であると勉強させられます。

例えば菓子研究家のいがらしろみさんの

「どんなに考えても行動しなかったら何もしてないのと同じ」

という言葉は、グサッときました(苦笑)

最近、我が子も成長したせいか「口では言うけど、行動しない」ことが増えてきて、思わず「あれこれ親に要望する前に、先に言われたことをやってからにしなさい!」と言ってしまうのですが、母である自分自身が

今日は仕事で疲れたから・・・

今日は予定外のことが多かったから・・・

など言い訳して何も行動していないことがあり、ビジネスで成功する人というのはウジウジできない理由を探したり、くどくど言い訳を並べたりとかしないのだろうなあと思いました。

そんなことする暇があったら、もっと仕事や家事のパフォーマンスが上がるようなことを考えて実践して生きているんだうなあ・・・と。

もうひとかた服のデザイナー&オーナーの帽子千秋さんも、仕事と子育てをしつつ、(初めからがっつりビジネス展開していたわけではありませんが)、こういった書籍に取り上げられるという事実から「やれない、できない」ではなく「とりあえず行動する、やってみて考える」が当たり前にできる人が、世の中を作る人になるんだなあと勉強になりました。

会社に使われる立場にちょっと疑問を持っている方、子育てもしているから新しいことに挑戦できないと思っている方、ぜひ読んでみてください。