ワーママと本と冒険の旅

年間100冊読むワーママ(2児の母)が読んだ本についてご紹介します!

自分のために生きることが社会になるのだと知る本

働くことも、家族のことも大事にしているワーママ、ワーパパの皆さんお疲れ様です!

 

今回、ご紹介する本 その23は異国の地からのお知恵を拝借したこちら

『なぜイギリス人は貯金500万で幸せに暮らせるのか? イギリス式 中流老後の作り方』

井形慶子 講談社 2016年

イギリス人の老後に焦点を当てて

・いかに今日の人生を楽しんで生きるか?

・お金を貯め込むのではなく、程よく生み出し、程よく使おう!

という、外国人の心構えを学ぶことで、不必要な老後不安からさようならしましょうという内容です。

なので50、60代の方向けかもしれませんが、「先々の心配ばかりして、今を楽しめない!」という現役世代の方は参考になるのではないかと思います。

日本とイギリスでは年金事情、介護に対する本人、家族の考え方、介護施設の入居事情が違うので、イギリス人の考えをそのまま我々に当てはめることは難しいですが、日本人だってこのイギリス人たちのように「最後まで人生を楽しむ!」とポジティブに捉えて生きている人はいるはずなので、マネできるところはマネできたらなあ、と思いました。

例えば

・自分で管理できるサイズの家に移り住んで、民宿やカフェを営むことで、生きる張り合いやお金を稼ぐ

・今までのキャリアに固執せずに、地道に勉強、起業してセカンドライフを楽しむ

・農園をして半自給自足の生活を営むことで、生活費を抑える

・・・ちょっと難易度が高いでしょうか?(汗)

でも、最後の人生までがっつり楽しむ!謳歌する!なんだったら恋人を作って結婚だって!・・・と、バイタリティ溢れる生き方は読んでいて、なんだかいいなあと思いました。

日本の終活は本当に「終」活ですが、なんだか寂しいなあと思う部分がありました。

イギリス人のようにちょっと好奇心溢れる生き方を考えてみてもいいのではないでしょうか?

それは結局、人生の最後まで社会活動に参加し、経済を循環させることにも繋がると思います。