ワーママと本と冒険の旅

年間100冊読むワーママ(2児の母)が読んだ本についてご紹介します!

ドキドキしながら未来を考えたくなる本

仕事と子育てに奮闘中の皆様にオススメの本 その18

『大人は知らない今ない仕事図鑑100』 監修:澤井智毅 構成・文:上村彰子+今ない仕事取材班 講談社 2020年

 

 

今回オススメしたい本は、子どもが読んでも大人が読んでも面白い未来の仕事に関する本です。漫画ページもある、漢字にルビが振られていることから小学生が読めることを想定して作られていると思うのですが、せひ親も読んでほしいなあと思いました。

なぜなら

将来、自分の子どもたちが就く職業がこの本のどれかになるかもしれないから

「えー?本当にこれが仕事?」

「うーん、ドラえもんの世界というか、SFちっくで想像できないなあ」

と、私としては、けっこう目から鱗でした。

自分の子どもも最近はうっすら「大きくなったら◯◯になりたい」発言が出てきたのですが、親としては「自分自身で生活ができるくらい稼いで、社会の役に立つならなんでも」と思いつつ、思いつくのは「今この世にある仕事」ばかり。

この本を見ると「環境」「ロボット」「IT」がミックスされた仕事がどんどん増えるのかなあと。

そして日本に関して言えば、人口減少が止まらないわけなので、そこをカバーするテクノロジーが発達して、それを管理する、造る業種も増えそう・・・

保育園や学校に行けば生身の人間が先生をしていますが、30年くらいしたら自分は「え?!孫の保育園の先生は人間じゃなくてロボットなの?!そんなのおかしいわ〜」とか我が子に言って「何言ってるの?それは社会の常識だよ」と平然と返される日が来るのかな〜と思いました(汗)。

色々、知識とか経験とかが積み重なると先を予想できる力が身につく反面、それがストッパーになって「挑戦」ができなくなる大人も多いと思いますが、今はそれが若者にも浸透しているような気がします。

この本の中には「悩んで、でもやってみて、失敗もあったけど、だから次の方向性(未来)が見えた」という何人かのインタビューも載っています。

つくづく頭の中で思っているだけでは変わらないのだなあと勉強になりました。

この本の中に出てくる仕事で、もし「自分にはこれが向いてそうだなあ」とか「これはやってみたい仕事かも!」と思えるものがあったら、先々の未来に向けて、ただぼんやり生きることが減るかもしれないので、大人の皆様は楽しみながらも真面目に読むことをオススメします(笑)。

また、我が子と読んでみて「私(僕)はこれがやりたい!」というものがあれば、どうしてそう考えるのかぜひ我が子に聞いてみて、親子の楽しい触れ合い時間を作ってほしいなあと思いました。

さらに巻末には書き込めるワークシートがあるので、夏休みの自由研究っぽくとことん親子でレポートを書いてみるのもいい勉強になるのではないでしょうか?(笑)