働くママ、パパにオススメの本 その15
『なるべく働きたくない人のためのお金の話』 大原扁理 百万年書房 2018年
自分のため、家族のため、子供のために
「お金を貯めたい!」
「お金をもっと稼ぎたい!」
と思っているけれど、そうそう上手くいかないなあ〜と、思っている方にオススメな本です。
私は今まで「どう貯めるか」とか「どう節約するか」とか今の生活の現状維持もしくは貯蓄をアップする方法を模索するために、そういった関連書を読むことが多かったのですが、前回のブログで書いたように行動力が足りず、あまり実になっていないのが現状でした。
それはそれで問題ですが、それとは全くの視点で自分の生活を考え直したくなる本でした。
「年収90万で東京郊外に住む」を実践した筆者の実体験に基づく人生論とお金の話なのですが、この方の生活スタイル、お金との向き合い方を知ると
つくづく自分がお金と世間の空気に縛られて生きていることが分かります(汗)
自分は人並みに物欲とか見栄とかもありますし、家庭も旦那も子供もいるので年収90万の生活で満足することはできませんが、この筆者のお金との向き合い方は確かにストレスが少なく、自分を大切にして、毎日を充実に生きていけるだろうなあと思います。
お金が少ないことで、却って心にゆとりができるというのも羨ましいです。
筆者と同じく私も「自分が頑張って稼いだんだから自分のために使うのは当然だ」と思って若い頃は生きていた気がします。今はさすがに子供がいるので「子供のために」が増えましたが、去年あたりから色々な本を読んでいくうちに
子供の未来を良くしたいのだったら、世の中全体が良くならないとダメじゃない?
と思うようになり、少額ながら自分の関心のあるところに寄付を始めました。
この筆者も同じように自分の中だけにお金を溜め込むのが、いい使い方ではないと考えています。
この本に書かれている生活を実践することは、子育て中のママ、パパには現実的ではないですが、