今回はおススメ本の話ではなく、本にまつわる私の個人的な考察です。
こういったブログを書いているので、当然ですが私は本を読むこと、字に触れることが好きです。(逆に数字とか数式とかは見ててもトキめかないタイプです。むしろ眠くなる(笑)
ちなみに私の旦那は読書の習慣がなく、本を読んでいると眠たくなるタイプ。
我が子も残念ながら本にさして興味はないタイプです。
そして本を読むなら私は紙派です。
電子書籍が嫌いとかそういうことではないですが、日常ではスマホ、仕事ではパソコンを使う生活なので、長時間活字に向かうときはデジタルではなくアナログで読みたい考えです。(あとはあとどのくらい読む量があるとか、ないとかリアルで感じたい)
私は運動とか音楽とかにめっぽう弱いので、もしそっちの分野で何か無理に誘われたり、参加を強制されたらいい気持ちがしないように、本が嫌いとか苦手とか読みたくないとか、そういった人がいるのも当然だよなーと思っています。
なので、きっとこういうのはスイーツ、おやつみたいなものなんだろうなあと思うのです。
活動するために必要な炭水化物、肉や血を作るためのタンパク質
そういった生きていくために絶対に必要な栄養素ではなく
「おいしいから食べる」
「好きだから食べる」
「スイーツは別腹!」
「今日は、うーんと甘いのがいい!」
みたいなものが読書かなーと思うのです。
なので「スイーツが主食!=読書は生きていくために必要だ!」という人もいると思いますし、一方で「スイーツとかに興味ない=本に興味ない」人もいるはず。
またスイーツはスイーツでも
和菓子派、洋菓子派、コンビニスイーツはチェックする、スーパーにあるような駄菓子系が好き、今シーズンはアイスがいい、チョコケーキは好きだけどチーズケーキは食べない・・・などなど個人個人の好みや、「今はこれにハマっている」などお気に入りのタイミングがあるように、読書も好みがすごーく分かれるのも当然だと思っています。
なので私が今までこのブログで「オススメ!」と紹介させていただいた本も、合う人合わない人がいるのも普通の話。
このブログで紹介したことはないですが、私は小学生の頃から作家・荻原規子さんの作品が好きでして、世の中に普及したくて、中学・高校では「図書室に入れてほしい本募集」があると希望用紙に嬉々として書いて、有名な勾玉シリーズ購入してもらってました(笑)(ちなみに自分で単行本を小学生のときから持ってます)。
でもやはり「いい本だね」と言ってくれる人もいれば、そう思わない人もいました。当時は「この美しい文章の良さが分からないなんて!」と歯がゆく思っていましたが、私が途中で「面白くないなー」と挫折した別の作家さんのエッセイ本を「面白いよ!オススメ!」と同級生から薦められたときはなんとも返答に困りました。
そして同時に「本の好みって、食べ物の好みみたいに人それぞれバラバラなんだなあ」と。
日本は世界的に見てもいろいろな美味しい食べ物が手に入る国ですが、本に関してはどうなのでしょうか?
言論の自由が認められており、日本語という多岐な表現ができる文字を持っているので、たぶん美味しくて素敵な本がたくさんあるとは思うのですが、外国の本を読みたかったら翻訳されている本しか選択の余地がないのは、もったいなあと最近思うようになりました。
こういうとき英語などに抵抗感がない人が羨ましいです。
でも英語や中国語など日本語以外の言語が読めればきっと出会える本の数は、もっとたくさんあるんだろうなあと。
それは一体どんなスイーツなのか考えただけでワクワクします。
本を読んでいて、ときどき出会う不思議な感覚。
ものすごく遠いましろの世界に行ってしまったような、あの不思議な感覚は怖くもあり、快感でもある。