ワーママと本と冒険の旅

年間100冊読むワーママ(2児の母)が読んだ本についてご紹介します!

「それって本当?」に答えてくれた本

今年のマイベストブック その6

『日本のSDGs それってほんとにサステナブル?』

高橋 真樹 2021年 大月書店

ビジネスでも、子供の教育現場でも、普段の買い物でも盛んに出てくるSDGsって結局どういうもの?とお困り方にオススメです。

SDGs関連本が世の中にどれくらい出回っているのか分からないのですが、なかなか自分が読みたいタイプの本が見つからずモヤモヤしていました。

私の本の探し方が下手なのか「なんとなくお役所っぽいなー、バックに企業とかの思惑が入っているような気がして読む気がしない・・・」という本に行き当たることが多かったので、今回の本はそれを感じることがなく、気持ちのいい本で勉強になりました。

SDGsを積極的にアピールをしている企業や行政からすれば、ちょっと煙たがられてしまうような内容、指摘が、私としては「こういう本に出会いたかった!」という感じです。

SDGsは世界で取り組むべき指針ですが、そもそも外国はどういった進み具合なんだろうかと、前々から興味がありました。

この本では外国の状況を記載しているので、薄々気づいてはいたのですが、日本のやっていることはやっぱり遅れているし、たいしてやってないし、企業も行政も個人レベルも低いのだなあと痛感しました(汗)。

リサイクルという言葉は子供のときから慣れ親しんだ言葉ですが「同じ形で何度でも使える」というのがリサイクルの定義と知って、「1回再利用すればいいんでしょ?」くらいの認識で生きてきた身としては恥ずかしい気持ちになりました。

また、デンマークの自分で考える教育、若い政界、食に関する国民のレベルの高さが羨しい・・・もっとデンマークのことを調べてみたくなりました。

小学生には難しいかもしれませんが、大人だけでなく中学生くらいからぜひ読んでもらって、いい意味で日本の未来を考えてほしいという点でオススメです。