今年のマイブックベスト その3
『暮らし図鑑 エコな毎日』 中嶋亮太・古賀陽子 翔泳社 2022年
図鑑というだけあって、全237ページとなかなかの厚さです。
が、可愛らしく小ぶりな装丁でして読みやすいです。
生活していく上で、プラスチックゴミをストレスなく減らすにはどうすればいいのか?
そういったことでお困り方の方にオススメです。
子育てをし始めてから
「子供を育てる身として、子供の手本にならねば」と気負ってしまうことがあります。
まあたいていは子供からすれば大きなお世話だったり、子供のほうが賢いことだってあるわけですが、大人である以上、子供に聞かれたときには答えられる人物でありたいし、間違った知識を教えてしまいたくはないと思うわけでして・・・。
特に環境問題は生活と密接なので、ちょっと勉強したくなって読みました。
プラスチックゴミが近年盛んに目の敵のごとく(苦笑)、注目されていますが、確かに自分の家の中の「あれも!」「これも!」「え、これも、そうかプラスチックか・・・」と読んでいてびっくりしました。
個人的には
・食器を洗うスポンジ
・歯ブラシ
・洗濯バサミ
は、すぐに脱プラスチックできるかもと、お店に行く際気にしてみたのですが、なかなか見つからず、改めてプラスチック依存の社会構造を味わった気がして薄ら寒かったです。
「ゴミとしてちゃんと捨てれば、まあいいんじゃない?」の感覚があったのですが、捨てている認識がなくても、例えば劣化して割れて飛ばされた洗濯バサミの行方なんて考えたこともなかったのですが、こういった行為も地球からすると「無責任な人間の行為」になると知り、自分の認識が甘かったと思いました。
ショックだったのは、自分のストレス解消のティーパックで入れるお茶や、子供のためのお茶パックの麦茶・・・それがプラスチック製なら、プラスチックを自分や家族は摂取していている事実。
気になりだしたらキリがない話なのかもしれませんが、気にしないで生活していって未来の子供たちの健康は大丈夫なのか・・・
これも子育てをするようになったからこそ、気づけたこともかもしれません。
ちょっとでも、よりよい未来のために貢献したい
子供と一緒にエコな生活を始めてみたい
そんな方にオススメの一冊です。