2024年になりました。
年明け早々、甚大な災害、悲しい事故がありました。
年末に読んだ本がたまたま自然とエネルギー関係の本でした。
正しく報道を理解するためにも、自分はまだまだ勉強不足だと痛感させられた本でした。
オススメの本 その11
『世界がわかる資源の話』鎌田浩毅 大和書房 2023年
今回こちらの本をオススメしたい理由は
ネット記事、テレビのニュース、新聞等で環境や資源の話が出てきたときに
「この言葉どういう意味?」
「なんでそれで他の国とケンカするの?」
自分で答えられない内容を分かりやすく解説しているからです。
また、ひとつの話題を見開き2ページで説明しており、ちょっとした隙間時間にも読み進めやすい点もポイントです。
正直、バリバリ文系の自分には難しく感じる話題もありましたが、水や森林の問題は流石に馴染みがあるのでとても勉強になりました。
理科系の科目に興味関心がある中学生にも読んでほしいです。
電気も水道もガスも大事な資源を使っていることは知っているけども、あまりに当たり前に生活の中に溶け込んでいるので、それがどういったプロセスを辿って我が家にあるのかうまく説明できない自分の無知さ。
無知すぎて、資源を使うことが地球にどんな負荷を与えているのか、なんだかものすごく遠い世界のことを考えているようでぼんやりしてしまう自分が怖かったです。
以前読んだ「マイベストブックその3『暮らし図鑑 エコな毎日』 」(2023年11月8日更新記事)のときと同じように、自分の身近なことなのに、何の知識もなく使い続けることの矛盾がものすごく違和感を感じました。
そして日本にも自力で調達できる資源があること、今後新たな資源を自前で手に入れる可能性もあることが喜ばしいことなのか、また地球を食い物にしていくのか、なんともく不雑な気持ちになりました。
子供が小さいうちは環境の話も資源の話も難しく説明できないですが、大人として真面目に向き合う姿勢を見せることは必要ですし、むしろ今の若い世代のほうが環境問題を真摯に考えていると思うので、彼らに負けないようにもっと勉強しなければと思いました。